「お前なにやって……――まさか、出る気だったのか？」

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「あんな奴ら嫌い、大嫌い。殺してやりたいって本気で思うよ死んでくれればいいのに消えてくれればいいのに」

「でも」

「大嫌いだけど消えてほしいけど、でも迷惑かけたくないって思うし、あたしのせいでため息ついてたりすると気持ち悪くなるぐらいビビって心臓バクバクいってるし、疲れてたり大変そうだったりするとどうしても気になっちゃうんだよ無視できないの」

「本気でほんとに嫌いなのに要らないのに、でも結局絶対ほんとには切り捨てらんないんだよ。だってあたしはあいつらの娘であいつらはあたしの親なんだ。どう足掻いても切っても切れないんだよ」

「嫌いなのにどっかで嫌いになりきれない。だから余計に苦しいんだよ、ほんとに赤の他人みたいに無関心になれたらいいのに、できないから余計にしんどいんだよ」

「ねえ助けてよ。あたしはほんとにあんな奴ら要らないんだよ邪魔なだけなんだよ。なのになんであたしはあいつらの顔色窺ってんの？馬鹿みたいじゃないか、あいつらはそんなのひとつも気付いてないんだよ？あたし一人で空回ってるだけ」

「ねえ、ねえ助けてよ。あたしはどうしたらいい？あんな奴ら要らないのに、大嫌いなのに。どうしたらほんとにちゃんと憎めるようになるのか、誰か教えてよ――……」

―― 2011/04/15 20:58

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「……贅沢な悩みだって、自覚はあるんだけど、さ」

「すごい贅沢だし、我侭だって自分でも思うんだ。でも、やっぱり辛く、て。……だからちょっとだけ、愚痴ってもいいかな」

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「最近やたら食べちゃうんだよなー。ご飯もちゃんと普通に食べてんのに、間食やめらんないの」

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ちょっと前にチラッと言ったようにこの間から懐かしのガンダムSEED＆Destinyを観てて、今日見終わったんですが。
Destinyに出てくる「Destiny Plan」について、「確かに平和だろうし不安も迷いもなくせるってのはわからなくはないけど、人が人じゃなく社会のためのパーツになるって事だもんな」って言ってたら、途中から乱入した父が「その通り！銀河鉄道999と一緒や！」とか言い出し。私はちゃんと999観た事ないので母も交えてちょっと詳しく話聞いてみたら、根っこは確かに似たような感じが。
まさかお前もか999！というか、意外とよくあるネタなのか……？

そもそも「社会のパーツ」って発言は私の創作にそういうのがあるから出たんですよね。←
前に投下した断片のこれがそうなんですが。
私の創作の中では比較的新しい方でまだ細かい設定とかも固まりきってないんですが、人が社会のパーツっていうのは下敷きというか物語の基盤になってるので外せない。しかしあんまりよくあるネタなら、さすがに何となく書きにくいというか面白くないなあ……という。
アニメ観ろ自分。
相変わらずホンットにどこまでも創作バカだなあ自分。という話。

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ブログにいくつか断片を投下している創作の設定が、とあるサイト様の創作とちょいちょい被っててちょび凹む。というかサイトに出していいのか悩む。いや別に出す予定があったとかではないんだけど、「いつか」の話であり今後の断片投下の話であり。
私がその創作を考えたのは少なくとも5年以上前でそのサイト様を知ったのが今年だし、決して互いにパクリとかではないと断言できるんだけども。
やっぱり懸命に考えたものが他の誰かの考えたものと似ているってのは気分のいいものじゃないだろう、お互いに。そのサイト様も創作も好きでちょくちょく通わせてもらってるし、何度かメッセージを送らせてもらったりもしているし。
まあジャンルというか、そのサイト様の創作がどちらかというと地に足のついた近未来系なのに対してこちらはファンタジーと科学の共存というとんでもない感じだったりするんだけど。
全く同じというわけではないけどパッと見て近いものはあると思うわけで。
今までこういう経験はなかったので戸惑う。

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……と、いう呟きが携帯に眠っていた。日付は去年の12月末。
当時はだいぶビビってパニクったりしたけど、間を置いて落ち着いて考えてみて、まあなんていうかアリかなーと思えるようになってきた。そもそも全く同じってわけじゃないし、設定とかもまだまだ未完成なわけだし、第一こっちはまだまだ断片以外で公開する予定もないし。
被ってるなら被ってるなりに、頑張って自分の「世界」を創ろうではないか、とね。まあ、まだまだ先の話になるけども。

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携帯に埋まってた殴り書き。
創作というかなんというか……だけど、まあ未公開創作の類かなと。

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「……どうだった？」

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　恩情だと言って映し出された姿にほっと息を吐いた。明らかな安堵がどこからきたのかはわからない。今生きているということはこれから死ぬということなのに、それでも画面越しにでも二人の顔を見られて嬉しいと思った。

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　それは、静かな歌だった。

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